【半分の仕事がAIに置き換わる?】小学校プログラミング教育必修化の背景

こんにちは、株式会社カノンコーポレーションの貴志優介です。

2020年のプログラミング必修化まで、残り2年を切りましたね。

私も最近、保護者の方に「必修化されるみたいだけど、そもそもプログラミング教育って何ですか?」「子供を将来プログラマーにするつもりは無いんですが、それでも必要ですか?」というご質問をよくいただくようになりました。

必修化とは言われていますが、「プログラミング教育」というものに対して、正直分からない事だらけ、という方が多いかと思います。

そんな保護者の方の疑問に応える為、今回から数回に渡って、プログラミング教育について説明していきます!

第1回目の今回は「なぜ小学校でプログラミング教育が必修化されたのか?」必修化の背景を説明します!

AIやロボット技術の進化で社会が変わる!

必修化の背景の一つとして、人工知能(AI)の目覚ましい進化が挙げられます。

将棋や囲碁でプロが負ける事も起こるようになり、車の自動運転の研究もどんどん進んでいます。

身近なところでは「オッケーグーグル」でお馴染みのスマートスピーカーで、人間の声を聞き取れるまで進化しました。

これからもAIはどんどん進化を続け、私達の生活に浸透していくと予想されます。

我が国が目指すべき未来社会(引用:内閣府「Society 5.0で実現する社会」)
我が国が目指すべき未来社会(引用:内閣府「Society 5.0で実現する社会」

(参考動画「内閣府 ソサエティ5.0 すぐそこの未来編」)

10~20年後、半分の仕事がAIやロボットに置き換わる?

AIによって社会は便利になりますが、その半面、これまで人間が行っていた仕事がAIに奪われるのでは?という心配があります。

自動運転の車が普及すれば、タクシー運転手の仕事は恐らく必要なくなるでしょう。

音声認識の技術が発達すれば、コールセンターの仕事も必要なくなるかもしれません。

「ビッグデータ解析」という技術を使って膨大なデータをAIに与えれば、弁護士や金融関係のような専門的な仕事もAIに置き換えられる、という考え方もあります。

その結果、10~20年後の日本では49%の仕事がAIやロボットで代替可能になるという研究結果も出ています。

日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に(株式会社野村総合研究所)より引用
【参考】人工知能やロボット等による代替可能性が高い労働人口の割合(日本、英国、米国の比較)(出典:株式会社野村総合研究所)

無くなる仕事の分、新しい仕事も生まれる!

では、ロボットやAIに仕事を奪われ、人間の仕事は減っていく一方なのでしょうか?

いいえ、そんな事はありません。

新しい技術が生まれると無くなる仕事がある反面、それ以上に新しく生まれる仕事もあります。

例えば、自動車が普及した時代、「馬を操る仕事」や「馬車を作る仕事」は無くなりましたが、代わりに「車の運転手」や「車を製造する仕事」「整備士」など多くの仕事が生まれました。

同じように、AIやロボット等のIT技術が普及しても、それを「活用する」仕事は、これから次々と生まれてくると予想されます。

IT人材不足の深刻化!

「IT技術を活用する仕事が増える」という事は、当然「IT技術を活用できる人材がたくさん必要」になります。

では、実際にはどのくらいの人数が必要なのでしょうか。

分かりやすいように、グラフを見てみましょう。

下のグラフは、経済産業省が発表した、国内で必要なIT人材の人数です。

IT人材の不足規模に関する予測(出典:経済産業省 IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果)

グラフを見ても分かる通り、深刻な人材不足です。

  • 2015年の時点で約17万人が不足しています。
  • このままでは、2030年には約59万人の人材が不足してしまいます。

必要な人材は増えていくのに、実際の人材は逆に減少している・・・

その為、国を挙げて「ITに強い」人材を育てる事が必要になりました。

「プログラミング教育必修化の背景​」まとめ

  • 技術の進歩により、10~20年後、現在の仕事の約半分はAIやロボットに置き換わると予想される。
  • AIやロボット等のIT技術を「活用する」仕事が新しく生まれ、IT技術を使える人材がこれからどんどん必要になる。
  • IT技術を活用するための人材が約17万人不足している(このままでは、2030年には約59万人不足してしまう

次回「どんな力を育てるのか!」

何故国を挙げて「プログラミング教育」を始めたのか、何となく分かって頂けたでしょうか?

次回は、「プログラミング教育を通じてどんな力を身に着けるのか?」という事をお話しますので、よろしくお願いします。

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